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1月12日・三方崩山東尾根

2008年01月13日 22:01

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久しぶりの東尾根です。前日から雨が降り続いていたのでさぞとんでもない雪質だろうと覚悟していましたが想像以上でした。標高1000m以下ではただのザクザク雪でしたが、それ以上の標高は全面が平均して1cm程度のブレイカブルクラストで覆われており、ちょっとでも加重を掛けるとすぐに板が10cmほど沈み込み直進しか出来ませんでした。山スキーのエキスパートならば極端なテール加重で無理やりクラスト層を叩き破って直滑降に近い滑りをしていくのだろうと思いますが、昨年谷川岳で右膝側副靭帯を損傷している僕はそこまで極端な滑りをする勇気もなく、ただひたすら斜滑降で標高を下げるだけの情けない滑りに終始してしまいました。今日は滑りよりも下調べのつもりで来たのですが、さすがにここまでまともに滑れないと上級者ではないとは言えかなり凹みました・・・
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登り口の帰雲橋のたもとでも積雪は50cmほどあり登行にはまったく問題ありませんでした。当然のことながら今回も右岸沿いに弓ヶ洞谷を詰めます

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国道脇には信じられない事に早くもふきのとうが顔を出しているじゃありませんか?それも結構立派に。こりゃ~今年の冬もダメですね。とりあえず明日からの大寒波に期待して、今日は山ちゃんをガイドする為の下調べと割り切ってこの小雨ふる雪山へと出撃する事と致します(物好きだなぁ、我ながら)

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標高1500mを超えても前日から続く雨の影響は色濃く残っていました。木々には霧氷どころかご覧のような雨が吹き付けられてそのまま凍りついたような氷が張り付いていました

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三方崩山東面のルンゼ群。真ん中辺りとその左側に今季僕が狙うBルンゼとCルンゼ(いずれも仮称)があります。狙う時期はおそらく3月の後半から4月の上旬だと思いますが、雪崩のリスク回避を考えて少なくとも標高差300mは一気に滑り降りる体力とテクニックが必要になると思います。とは言っても不帰Ⅲ峰のB、CルンゼやⅡ峰のような常軌を逸するほどの威圧感はないので、時期を的確に見極める事が最重要課題だと考えています

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三方崩山の夏道側尾根は先週までの暖気のせいで全層雪崩の兆候がそこかしこに見られました。この先の1956P直下にも数本クラックが入っていました。ただしパウダーゾーンの凹地はまっさらでしたので来週出撃される方はかなりたのしめるのではないか、と思います

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1534Pからの北面も素晴らしい疎林と斜度(推定で40度以上は確実にあります!)で滑走意欲を大いに高めてくれます。この斜面や1369Pの北面はブナの見事な疎林と快適に飛ばせる急斜面なので大雪の時は山頂(1956P)にわざわざ登らなくてもここだけを繰り返し攻めるのが最高に楽しいと思います。


ルート考察
 国道から雪は全て繋がっておりシール登行には全く支障ありません。標高850m辺りから1369P北面を目指しました。一部デブリがありますが、特に問題なく登行出来ます。1320mのコルへの平行移動の際は右手に超え辛い小尾根があるため、ほぼ水平に近いトラバースしか出来ません。コルから1534Pへは細い尾根で、風の通り道なので氷化しやすく注意が必要ですが、今回はシールのみで特に問題ありませんでした。それから先もピークまで特に問題はありませんでした。下りは左又を滑りたかったのですがあまりにも難しい雪質であったため、往路をそのまま下りました。従って二股以降の雪付きや右又出合の滝の具合は観察出来ませんでした。1320のコルの北側の谷の中も去年は水がかなり遅い時期(1月の下旬?)まで出ていましたが、今回は通過しなかったので分かりません。ただ、谷が狭いので今回僕が辿ったみたいに1369Pの北面を登ったほうが何かと都合は良いのではないか、と思います。

注意事項
 何といっても雪質でしょう。厚さ1cm強のクラスト層も大量の水分を含んでいるので今後は氷板と化して当分雪の中に不安定に残り続けるのではないか、と思います。大量の降雪が合った時はこの山域に限らず標高2000m以下の山はどこも表層雪崩のリスクが高いのではないか、と思います。
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